第004回『リストランテ侍の回胴業界人生』
2015年2月02日
2月になりました。
様々な業界が、2月は寒いし日数も短いので厳しいと言っています。
飲食業界なんかは特にそうだなと思います。
しかし、これは本当に短期的な視点でしか捉えていないのではないか。
さらに長い目で見ると、もっと違うことが想定されるはず、と考えなければ何事も長続きしません。
パチンコ業界においては、射幸性を煽らない規制、遊技人口の減少が大きな問題点と捉えると、確実にホール軒数は減り続けることは必至です。
ホール側はこういうことを問題視してしっかり取り組んでいるのでしょうか?
本当に真剣に取り組んでいるのでしょうか?
追い込まれているということを安直に考えていないでしょうか。
反面、大手メーカーさんは、現在12000店舗ほどあるパチンコホールが5000店舗になったとしても、会社を運営することができるように構想を立てているようです。
プレイヤーにとって、もちろんパチンコホールが多い方が良いですし、メーカーが頑張って良い機械を開発してほしいと思うのが自然ではないでしょうか。
どの業界も厳しい時代ですが、新しいことに取り組まないと生き残れないことは間違いなさそうです。
しかし、新しいことに取り組んだ結果、それが受け入れられず負債を抱えて赤字経営になることもよくある話。
リスクが大きいため、かななか前に進めないことも現実なのかも。
求められるホール作り、求められる機械開発、求められないパチンコ税。
ん?
パチンコ税?
パチンコ税とは何だ?
と思いますが、プレイヤーが勝ったときに景品交換(換金)するときに税金が掛かってしまうということです。
これにより、等価交換は存在しなくなります。
一部地域では等価交換はありませんが、さらに税金分を引かれた金額しか配当されません。
パチンコ税について賛否ありますが、これも奥深い問題なのです。
パチンコは、そもそもギャンブルではなく娯楽。
娯楽だから射幸性を煽るなということで規制が厳しくなる。
そうすることで借金してまでパチンコをする人を減らすという思惑があるのです。
また、三点方式もギャンブルでないことを証明しています。
しかし、パチンコ税を導入するということは娯楽ではなくギャンブルと認めること。
競馬・競艇・競輪が国営県営ギャンブルとして認めているのと同様になり、国が認めるギャンブルになるということです。
ギャンブルということが認められれば、娯楽の機械ではなくギャンブルマシーンも可能ということ!
4号機のような爆発力も可能になるということを認めてしまうのです。
競馬でも100円が100万円になる馬券もあるわけですよね!
国が認める万馬券です。
パチンコ税というのはとても大きな問題であり、業界が一転する可能性があります。
可決されるか否決されるか、それともこのまま何もなかったかのように流されてしまうのか…
5年後、10年後はどうなっているのか分かりませんが、いろんなことを想定しておかないとホールさんは厳しいのではないでしょうか。